先月読んだ本とか

となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学

となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学

渋滞学的なタイトルですが、それは本書の一部。
ドライブレコーダを取り付けて運転を共棲する試みはもっと広まっても良いと思いました。

1918年のパンデミックについて淡々と記述している本です。
当時は一次大戦まっさなかで、アメリカ的愛国心が過度に発露していた時代。戦時中の異様な熱気の中で生じたパンデミックは「墓穴を掘る職人が足りなくて死体が溢れる」ような事態を引き起こしながらも、意外なほど当時の人々からは関心が向けられなかった……というのが印象的。

JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス

JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス

「良い書き方」を例示する本。
それも役立つのだが、駄目な書き方、駄目なパーツを理由つきで紹介してくれるのがよいです。
parseInt("09")が0になるなんて……(0で始まるから8進数として扱われるが、8進数としては不正なので0になる)。誰が得するんだこの仕様。このuserscriptがこの地雷を踏みたてだったので、早速修正しました。
オブジェクトの作成のお勧めの方法として、こちらで最近紹介されたような書き方が紹介されてました。確かに、prototypeとか使ってるとなんとなく醜くなる上に、あんまりJavaScriptでプログラム書かない僕としては、簡単な文法で色々出来た方が幸せだったりもします。今度書くときにはこの手の書き方にしよう。