ChromeExtention版、Jetpack版のBibliwoをリリースしました(あとバグ修正)

http://sourceforge.jp/projects/bibliwo/wiki/FrontPage

オンライン書店から図書館へ横断検索するスクリプトであるところのBibliwoですが、勢いでChromeExtention版とJetpack版を作りましたぞ!

作ったといっても、もとのGreasemonkeyスクリプトに可搬性を実現するようなコードを追加しただけだったり。おおむねシングルソースでございます。折を見て、GreasemonkeyのUserscriptをJetpackやChromeExtentionに移植する際のノウハウなどを公開していけたらと思います。
ChromeってGreasemonkeyのUserscriptを実行できなかったっけ?と仰る方もおりましょうが、ChromeではGM_xmlhttpRequestドメイン境界を越えられない、GM_get/setDataが使えないという厳しい制約があるので、使えないスクリプトも相当多いのですよ(参照)。
Jetpack版、ChromeExtention版共に、更新があると自動的にアップデートしてくれるので、Greasemonkey版より便利かも知れませぬ。是非ご利用くださいまし。



なんで唐突にChrome版を作ったかというと、Google DevFestの参加資格を得るための設問の一つに「ChromeExtentionを書いたことがある?」というのがありましてですな。真面目にパズル的な設問を解くのがめんどくさくなってきたので、拡張作って終わりでいいやーという後ろ向きな勢いがついてしまったのが切っ掛けでございます。

独り言;AutoPagerもあるしBibliwoも移植したし、FirefoxからChromeに移行しても問題ないような気がしてきた……拡張を作るのもデバッグするのもえらい楽だし……。

Sony Ericsson "Create Now Tour in Japan"

http://itpro.nikkeibp.co.jp/android/CNTJ/index.html

こっちには応募して当選しました。Xperia買う気満々ですし。
AndroidのWebViewを良くない使い方で使用するアプリを書いておるので、実機でホンマに動くのか、現実的な速度で動くのか、試してみたいところです(が、実機にデプロイする方法を知らないのであった。それ以前に野良ソフトのインストールとかさせてくれない気がする)。

Bibliwoでbk1用修正

Bibliwo

2日も開けずにアップデート要求が出てきたらうっとうしいですよね! ごめんなさい!

  • ISBN13->ISBN10への変換ロジックに誤りがあったので修正。
    • bk1のように、ISBN13で図書を扱っているサイトにて、1/11の確率で誤動作していました。
  • bk1の一部の図書で利用できていなかった問題の修正(正規化されていないISBN10の図書)。

WiMAXを中央線と武蔵野線で使ってグラフ描いてみたよ

WiMAXはつながらないよー、特に電車では。
みたいな話は確かに聞いていたのですが、e-mobileに比べるとランニングコストがかなり違う(24ヶ月で8万円台vs12万円台くらい)のでWiMAXという選択肢を捨てきれずにいたのです。僕みたいなITドナドナ族には、月単位で契約できる(途中解約で違反金、みたいなのが無い)というのも非常に魅力的だったり。つながらないところにドナドナされたら解約すればいいんで。
折角15日間無料お試しみたいなサービスがあるのだから、使って評価してみよう! ということで、申し込んで使ってみました。

まず、中央線。朝の御茶ノ水から八王子まで測定です(こちらの747Tという奴)。5秒ごとにpingを打って、3秒以内に帰ってきたら接続が確立しているものとしてグラフを描いてみます。あんまり参考にならないかもだけど、ping応答時間も描いてみました。
こんな感じ。

区部は結構快調で、7:45あたり空白があるもののこれは四ッ谷付近のトンネルにあたるところなので、まあ仕方ないかなと。
その後ぽつぽつと途切れはするものの、Webを見るくらいなら平気な感じの接続状況です。リモートデスクトップみたいに切断が生ずるとストレスが大きいような用途には厳しいかもですが。
8:19頃、西国分寺を過ぎたあたりで大きな空白ができはじめ、立川(8:27)を超えるとかなり厳しい感じです。立川越えたくらいの接続状況だとWebを見るのも厳しくて、接続したタイミングを見計らってメールなどの同期を行うような使い方しかできなさそう。

というわけで、まあ各々の判断基準にも依りましょうが、「WiMAX結構使えるじゃない」というが僕の感想でございます。スピードも申し分なく、遅いと感じることは全くありませんでした。

よし、契約するか!

さて、諸般の事情により武蔵野線に乗る機会もございました。折角なので、こちらも計測でございます。夕刻の西国分寺から三郷まで計測です(こちらの1871E)。

トテモ白いグラフダネ!
西国分寺駅こそ圏内なのですが、そこから基本ずっと圏外。たまに一瞬つながってもすぐに切断しています。北朝霞(18:57)あたりから少しずつつながりはするもののすぐに切断するため、Web閲覧どころかメールの手動同期も厳しい感じです(WiMAXの接続状況を常時監視し、つながったら即座に同期するような使い方にせざるを得ない)。接続したら自動的に同期するようなソフトでないとストレス無く使うのは難しいのではないかと思われます。

というわけで、まあ各々の判断基準にも依りましょうが、「やっぱWiMAX使えねー」というが僕の感想でございます。スピード云々を語る前に切断しちゃうので、遅いと感じる暇さえ有りませんでした。

よし、契約はちょっと待つか!

まあ、どこでどういう風に使うかによって価値が大きく変わりそうだな、というのが現在の結論でございます。
僕の場合は、通常の通勤経路では問題なくつながり、勤務先でもつながり、でも自宅@江東区は圏外(なぜだ……)という状況なので、契約してもいいかなーと思っているところです。
月が変わったら契約しようかな、どうしようかな。でも今のドナドナ先にいつまで行くかわからないし、次のドナドナ先がさらに郊外だったら困るし、自社オフィスは間違いなく圏外なんだけど自社で開発の仕事をすることは今後二度と無いだろうから気にしなくてもいいんだろうけど気になるし……。

Bibliwoで図書館追加 + 問題修正

Bibliwo

Amazonbk1等のオンライン書店から、図書館の蔵書を横断検索するGreasemonkeyスクリプトであるところのBibliwoですが、いくつか更新を加えました。

スクリプト本体にも修正が入ってますので、導入しなおしてみてください。
また、図書館スクリプトにも修正が入ってますので、設定画面を一度開いて閉じてみてください。

スクリプト本体の更新

  • 図書館へ直接遷移せず、リダイレクト用のページを挟むよう修正。

リダイレクトするときに、Refererを送出しないトリックを採用しました(参照 : http://www.teria.com/~koseki/memo/referrer/)。
これにより、Refererがあると正常に表示できない図書館に対応できるようになりました(eg. くつばみらい市、坂東市)。
また、これまでPOSTで遷移していた図書館では右クリックや中クリックで遷移することが出来ていなかったのですが(clickイベントを拾っていたため)、全ての図書館に対する移動で右/中クリックが使えるようになりました。これはなにげに便利かも。

  • bk1の一部の図書で利用できていなかった問題の修正

bk1のISBN13の表記が正規化されていないようでしたので(ハイフンの位置がばらばら。確かに、規格上は許容されている)、受け入れる条件を緩くしてみました。

図書館スクリプトの更新

投稿していただきました。大感謝!
このあたりって同じシステム(のバージョン違い)を使ってるんだなぁ、行政の効率化だなぁ、スクレイピングしやすそうだなぁ、とか思いました。

13桁ISBNでしか登録されていない図書に対するリンクが誤っていたので修正しました。

二流になるために自転車置き場をあえて用意する

二流というのは「三流じゃないので戦力外通告はされない」という良い意味で使っています。悪しからず。

偉い人、権限のある人に対するレビューや発表が近づいてきたとしましょう。相手の専門分野が発表内容にジャストフィットでしかも詳しいとなれば、諦めるしかありません。が、大抵の場合は専門分野が異なるか、詳しくないか、あるいはその両方だったりします(よね?)。その場合は「自転車置き場」をあえて用意する、という後ろ向きな手を使う余地が生まれてきます。
「自転車置き場」というのはコチラに詳しいのですが、

原子炉の建設のような莫大な予算のかかる議題については誰も理解できないためにあっさり承認が通る一方で、市庁舎の自転車置場の屋根の費用や、果ては福祉委員会の会合の茶菓となると、誰もが口をはさみ始めて議論が延々と紛糾する

というもので、要は些末な議論ほど盛り上がる現象に対する皮肉として使われる言葉です。

一流の人は、物事の本質を誰にでも解るように示し、専門知識がない人にでも妥当な判断が出来るようにするのでしょう。
三流だと、何も決まらず話されず、欲求不満と不信感だけが溜まります。
その中間にはいろんな状態があると思うのですが、重要な議題はなぁなぁで済ませ、些末な議題では議論を盛り上げ、参加者全員がすっきりして帰る(そして重要ポイントには言及がないので原案がそのまま通る)という状態、これが二流として目指す一つの到達点ではないでしょうか。
これを実現するには、思わず突っ込みたくなるような些末なポイントをいくつも仕込んでおく、いわば自転車置き場建設予定地の看板を各所に立てて回っておくような手が最も有効と思われます。自転車置き場を右へ左へ建設していくうちに時間切れ、これを狙っていきましょう。

理想的には、上司に「いやぁ、君が発表する場はいつも場が盛り上がるねぇ(でもなんか妙に話が前に進まないような気がするな)」的な声をかけられるようになればよいですね。

さあ、まずはフォントが微妙に違うとか、パワポのフォーマットが指定のものと違うとか、日付を間違えてるとか、参加者の漢字が微妙に違うとか、そういう所から始めましょうか。

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実際にやって白い目で見られても知らないよ!